Archive for October 2009
きみのもしもし #125
「もしもし、何考えてるのかな」
ぼくの胸元からきみがぼくを見上げている。
ぼくは何も答えずに静かに笑顔を作ってみせる。
「もしもし」
そしてきみを強く抱きしめる。
「ねぇ」
「ん」
「いいよ、もうちょっとだけそっちのことを考えてても」
ぼくは天井を見つめ、そして素直にその先を思い出す。
「とっても好きだったんでしょ」
「きみもね」
今夜ぼくらは初恋の話をし、キスをした。
なんかとっても温かかった。



