風、空、きみ

talk to myself

Archive for November 2009

xmas@ginza

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もう季節はこの時期なんですね。いくつものカップルがこの前で足をとめていました。さてと今年のプレゼントは何にいたしましょうか。

Written by ken1

2009/11/15 at 20:08

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Midnight Zoo #30

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 桜子から公園で聞いたあの子の気持ちを、航は窓ガラスに映るこの女性に伝えようと思った。
「でもさ、あの子、藤崎晴香もその一歩を自分から踏み出そうとしているんだぜ」
 窓ガラスの女性の表情が変わったように航は感じた。
「現実の自分の存在をどうにかして周りに知ってもらおうとしているのは、きみも知っているだろう」
ー知っているわ。
 苛立たしい感情が伝わってくるかと、航は想像していた。
 が、窓ガラスに映っているのは寂しそうな表情だった。
ーだって、まだわたしたちはふたりとも存在しているんだから。それに母体はあの子の方だし。
 ため息が聞こえた気がした。
ーあなたの彼女の真っ赤な口紅のことでしょ。
ーちょっと思い出してみてよ。不思議だと思わない?
 航は視線を窓ガラスからそらし、あの夜のことを思い出してみた。
ーそんな考えなくても、簡単よ。
ー助けてと言いたいのはあの子。でも鏡に映っていたのはわたし。わたしはあの子と入れ替わろうとしている。助けてなんて言うわけないじゃん。ましてや彼女の口紅で鏡に助けてなんて書かないわ。つじつまが合わないでしょ。
「少なくともふたつのことが考えられるけど、ぼくは」
ー聞きたくないわ。
「知っているんだろ」
 窓ガラスの女性が視線を反らしていた。そして何も答えようとしないし、答える気もない、そんな雰囲気だった。
「もっと複雑かも知れないけど、簡単なことだけでもふたつだよ」
 航は勝手に言葉を続けた。
「桜子の部屋へ飛んできたきみを使ってあの子は自分の気持ちを伝えさせた。伝えさせただけじゃなく実際に口紅で鏡に文字を書かせたんだ。たぶんきみが気を抜いた一瞬か、もしくは意識の隙間をぬったか」
「でも、もうひとつはもっと簡単」
 窓ガラスの影が揺れた。
 航は優しくゆっくりと言葉を続けた。
「きみはぼくに話しすぎたのかも知れないね」
「きみ自身も助けて欲しいんだろ」
「きみはあの子のことが好きで、でもあの子はそれに気づいてないんだろうね」
「好きだからこそ助けたい。でもそれだと自分が消滅するかも知れない。自分の意識がいつしか芽生えちゃってるから自分を消滅させるなんて想像もしたくない。そうじゃない?」
 窓ガラスの表情が揺れている。
「だからもっと簡単って言ったんだよ」
ーそうかもね。
「悪びることは簡単かも知れないけど、自分に素直じゃないから心が疲れるよね」
 窓ガラスの女性がうつむき加減で首を横に振っている。
「きみがあの子を一番助けたいって思っている。それだけだよ」

(続く)

Written by ken1

2009/11/15 at 20:02

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do not forget this time

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整理をしていたら今年の夏の写真でこんなのがありました。撮ったその日は何も思わなかったんでしょうが、季節が変わり、なんかよい光景だなぁとしみじみ。なのでblog this 。( w/OLYMPUS E-P1, SUMMICRON )

Written by ken1

2009/11/08 at 17:48

Posted in life, photo

きみのもしもし #126

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 きみと携帯で話しながら歩いていると、ぼくの右側を少女が駆け抜けていった。それを追うように少年が続いた。
 そして、ズトンと音がした。
ーだいじょうぶぅ?
ーだいじょうぶ、だいじょうぶ。
 振返ると、少年がもののみごとに転んだようで、地面に倒れ込んだまま膝をさすっていた。少女はその傍らに戻って心配そうにのぞきこんでいる。
ーほんとに?
ーうん。
 少年はどう見ても痛そうに苦笑いをしている。少女は座り込んで少年のひざ小僧に手を添えた。
「もしもし、どうしたの」
 急に会話が止まったぼくにきみが心配しているみたい。
「ねぇ、もしもし」
「大丈夫だよ」
 そして少女にきみの姿を重ねてみると、不思議とぴったりと重なった。
「ほんとに大丈夫だから」
「へんなの」
 少女と少年は手をつないで歩き始め、きみとぼくはさっきまでの会話の続きを始めた。

Written by ken1

2009/11/08 at 11:50

Posted in kiss

CHANGELING

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チェンジリング。監督クリント・イーストウッド、主演アンジェリーナ・ジョリーです。1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化した作品です。ネットでは非常に高い評価となっています。が、わたし的には「そんなこともあるんだ」的な印象でした。とくに感動することもなく淡々と観終りました。母親は子供を見つけたい強い気持ち、映画はロス警察の汚職全体にふれようとしている、そんな印象があり、もっともっと焦点をしぼって掘り下げてもらいたかったと。でもアンジェリーナ・ジョリー独壇場ともとれる彼女の演技はすごいですね。混乱した頭の中で、何をどう伝えればよいのかを表現するその表情、圧巻でした。しっかし渋い役者さんをそろえてるなぁ。
CHANGELING

Written by ken1

2009/11/08 at 10:54

Posted in cinema

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