きみのもしもし #146
ーつながんないのかな。。。
きみからつぶやくようなメールが届く。
どのくらい前に送られたメールだろう。
ーやっと届いたよ。
そう書いて送信ボタンを押す。
送信状況を示す横長いバー、最後の数ミリから進まない。
じっと画面を見ていたが、そのうちバッテンがついた。
そしてきみへのメッセージは未送信ボックスへと移動させられる。
だめだな。
ぼくは地上へあがり、きみに電話をかける。
「もしもし」
ぼくとつながるのを諦めていたような、きみの小さいもしもし。
「もう大丈夫だよ」
「いまどこ」
「きみのそば」
きみがふふふと口元をほころばせたような気がした。