風、空、きみ

talk to myself

Archive for 10月 13th, 2005

そのひとのカフェで

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cafe at JIYUGAOKA, originally uploaded by hello.ken1.

 暗くなるのを待つために、すでに氷も溶け終わっているアイスコーヒーを下げてもらった。代わりにジントニックを頼んでみる。
 自宅では真夏でもビールを飲むことは無く、真冬でもキンキンに冷えたジンは欠かせない。そんなぼくの目の前のカウンターでジントニックが作られる。あれ?ジンはそんなに少ないの?トニック多すぎ。でもライムは半分そのまんま、それはいいかも。そしてライムの果肉舞うジントニックが差し出された。

「この時間にそのお店にいるんだったら、暗くなるまでもう少し待ってみたら」
 そのひとから携帯にメールが来た。
「暗くなると雰囲気変わるわよ、きっと」
 細切れのメール。
「そこは日没時が一番のお店だからさ」
 日没前でも日没後でもなく、日没時が一番だとそのひとはメールに書いてきた。

「一瞬の日没時なんて見逃しちゃうよ」
 苦笑いを浮かべて、外を眺めているとお皿一杯のミックスナッツが続いて差し出された。多すぎる。ぼくは困惑したまま首を振り、視線を通りに戻した。
 その瞬間、通りの統一性のない無造作な造形は見えにくくなり、つき始めた街灯は淡い色のまま通りにアクセントをつけ出した。
「あぁ、このことなんだ」
 夜の顔に変わる前のソフトな色合い、それが日没時だけ顔をのぞかせる。
 ぼくは心が和むのを覚え、ジントニックを片手にジャズが流れ出した店内にイスを移した。

Written by ken1

2005/10/13 at 17:52

カテゴリー: her

THE NOTEBOOK

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きみに読む物語。「メッセージ・イン・ア・ボトル」の著者ニコラス・スパークス Nicholas Sparksの長編デビュー小説を映画化したラブ・ストーリー。監督は「ジョンQ−最後の決断−」「シーズ・ソー・ラヴリー」のニック・カサヴェテス  Nick Cassavetes。純粋なラブストーリーでしょうが、ぼくはまったく感情移入できませんでした。すぐに内容わかっちゃうし。最後に奇跡を起こすんだったら、映画なんだから、認知症が治るぐらいでなきゃ、と思ってしまいました。まぁ一緒に鳥となって飛んでいったんでしょうけど。婚約者も物分かりよすぎて、悪者ひとりも出てこないし。もしかしたら、ノアとアリーが一番の悪者かもね。もともとぼくは「メッセージ・イン・ア・ボトル」も感情移入できなかったのに、それをわかっていたくせに、これを借りてきた時点で失敗なんでしょう。きっと大好きな方も大勢いるとは思いますが。

Written by ken1

2005/10/13 at 15:55

カテゴリー: cinema

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