Archive for 1月 23rd, 2011
I love IIIf
今更ですけどね、IIIfはそのボディサイズが好きなんですよ。ただ明るいレンズも好きなもので、そんなレンズを着けるとこのボディとのバランスがおかしくなる。この写真がその例。悩ましいなぁと。もともとブライトフレームの明り取りがないので暗いところだとピント合わせに苦労しますから、暗いところでの撮影を避ければよいわけで、すると標準のエルマーで十分となります。どうしたものやら。先日の夜は悩んでオリンパスの35RDを持ち出しました。これも暗いところではピント合わせづらいですけど、もともとF1.7のレンズが付いていますから見た目のバランスはよいわけです。見た目は重要重要。ところでIIIfへのフィルム装填は事前にフィルムをカットしておく方法ばかりやるようになりました。確かにこのやりかただとストレスなくフィルムセットできますし。そして突然ですが、あー欧州行きたいなぁ。
THE SORCERER’S APPRENTICE
魔法使いの弟子。「ナショナル・トレジャー」に続き、ジェリー・ブラッカイマー製作、ニコラス・ケイジ主演、ジョン・タートルトーブ監督のトリオで贈るファンタジー・アドベンチャー大作、らしいんですけどね。まぁ細かいことは言いっこなしかな。でもストーリーもアクションも魔術も物足りない感はたっぷり。どうしたものか。別の映画にすればよかったなぁ。そうそうディズニー「ファンタジア」の「魔法使いの弟子」がモチーフです。
きみのもしもし #169
「だからね」ときみは言葉を続ける。
ぼくはきみの横でなみなみに注がれたロックグラスを傾ける。
「ちゃんと聞いてくれてるのかなぁ」
大丈夫、ちゃんて聞いてるよとグラスを置いて頷いてみせる。
「ならいいけど」ときみはピンク色のカクテルを口につける。
ぼくもまたグラスを傾ける。
「どう思う?」
「いいんじゃない」
「そう」
ちょっとだけふたりの間の時間が止まる。
「もしもし。ほんとに聞いてる?ちゃんと考えてくれてる?」
「もちろん」
ぼくはきみのカクテルグラスにぼくのロックグラスを重ねる。
ちょっとしたよい音がふたりの笑みを誘う。
「もしもし?ほんとは聞き流してるでしょ」
そんなことはないよ、とぼくはグラスの氷をカランと回す。
「ふぅん」
きみはピンクのカクテル越しにぼくを覗き込む。