きみのもしもし #171
「曜日なんてなくなっちゃえばいいのよね」
にこにこしながら、きみは奇妙なことを言う。
「そして、ずーとおやすみなの」
少し日焼けした手の甲がきみにそう言わせているのかな。
二週間ほど行方知れずだったきみからのお誘い、
ぼくらはいつものカフェテラスで珈琲カップを重ねた。
「今度お休みとって、一緒に行こうよ、ね」
ほんとそうしたいな、きみの笑顔に誘われてぼくもにこにこと応えてしまう。
「もしもし、ほんとだよ、ぜったいだよ」
とってもリフレッシュできたと、きみは南の島の話を始めた。
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