Archive for 3月 2011
きみのもしもし #177
最近、毎晩を見る。
うなされる夢じゃなく、ずっと会っていない友だちが代わる代わる現れる。
ーもしもし、気づかないところで疲れているのよ。
そんな話をしたあとにきみからメールが届いた。
文字での「もしもし」にもきみの気遣いが見える。
ふと「ありがたいなぁ」と口にする。
ーもしもし、でもね。
ぼくは苦笑する。
たしかにきみが気づいたように、きみはまだ最近の夢には現れていない。
ーまだ夢に現れる必要ないか。毎日連絡とってるものね。
そういえば、夢に出てくる友だちもみんな笑顔を見せてくれる。
これから会おうか。
きみの笑顔も見たくなった。
きみのもしもし #176
どうしてって、きみがいうと、こうしてって、ぼくがいう。
どうやってって、きみがいうと、こうやってって、ぼくは笑いながらいう。
以前からのふたりの他愛もないキャッチボール。
そして今日、
もしもしって、きみがいうと、
ぼくはなんだか照れくさくって「月が綺麗だよ」っていってみた。
「もしもし」
「うん、月、綺麗だよ」
「そうだね。夢の中でも一緒にみよっか」
それもいいね。
おやすみなさい。
明日も状況が少しでもよくなりますように。
きみのもしもし #175
もしもし。
もしもし。
つながらない。
もしもし。
きみからのtwitterダイレクトメール。
よかった。
もしもし。電気消すね。
そうだね。また明日ね。