風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #175

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「起きなさい」
 朝方まで飲んでいたぼくを起こすきみがいる。
「いい天気だよ。お散歩にうってつけ」
 きみに起こされるのは嫌いじゃないけど、まだアルコールが抜けきってないよ。
 ぼくはきみが差し出す目覚まし時計を受けとって時間を確かめる。
 まぁ十分な睡眠時間ではないにしろ、起きるにはもうよい時間かも知れない。
「お風呂でアルコールを抜いてらっしゃい」
 きみはぼくが抵抗できないと思っているらしい。
 それでもぼくは布団にくるまり、うだうだと無言の抵抗を繰り返す。
「もしもし、これを預けてくれたのはあなたなんだからね」
 目覚まし時計に続いて目の前に差し出されたのはこの部屋の鍵。
 きみはうれしそうに鍵を揺らしている。
 そう、陽射しをバックにぼくの枕元に立っているきみがいる。
「起きよっ」
 きみがぼくの手を取る。
 しょうがない、観念して起きますかね。

Written by ken1

2011/03/06 @ 00:09

カテゴリー: kiss

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