風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #186

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 寒い朝、ふとんから出るのもおっくうなぼくがいる。
「もしもーしっ、お目覚めの時間ですよぉ」
ーえっ。
 ドアの向こうからいないはずのきみの声。
 そしてショートパンツにTシャツ姿のきみがドアを明るく開ける。
「どう、今日のこのかっこ」
 Tシャツの中できみの胸がゆれている。
「もしもしっっ。もうぉどこ見てるんの」
ーそうかも知れないけど、それよりなんで今ここにきみがいるの。
 目のやり場にも困るし、頭の整理つかないし。混乱している。
「いいじゃん。来たくなったんだからさ。それよりねぇ」
ーえっ。
 やっぱり肌寒いのよねぇ、ときみは言いながらぼくのふたんにもぐりこんできた。
「うん、あったかい」
 きみの胸がぼくの胸に触れる。
「少しだけ、このまんま。も少しで珈琲はいるからさ」
 きみはもっと温まろうと、ぎゅっとぼくに触れてくる。
 いいんだけどさぁ。うーん。
 

Written by ken1

2011/05/29 @ 15:48

カテゴリー: kiss

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