Archive for 9月 10th, 2011
きみのもしもし #200
ーきみの温もりだけがあればいい。
と2本目のワインを開けながら、きみにメールしてみた。
それから30分、ぼくのケイタイは眠ったまんま。
まぁ深夜も3時に近くなると、そんなもんかな。
送信ボックスにあるこのメールを、ワイン片手に読み返してみる。
アルコールが入らないと書けない台詞だな。
苦笑いしているぼくがここにいる。
ー舌っ足らずのきみのもしもし、聞きたいな。
また歯の浮くような台詞を、ぼくの指は打ち綴る。
だからアルコールは良くない。
わかってるはずなのに、
それでも、そしてきみへの送信ボタンを押下する。
まったくさぁ、きみのもしもしって不思議だね。