風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #211

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 ほんと久しぶりに、かつて行きつけだったバーに行ってみた。
 銀座のルパンよりも古いバー。
 先代が亡くなり、バーテンダーさんも何人か代替わりしている。
 そしてまた代替わりをし、お店だけは脈々と続いていく。
 まるでお店がひとつの生き物ののように。
「このお店の灯を消さないように、誰かが引き継いでいくんですよ」
 そんな話を新しいバーテンダーさんとしながら、また一杯グラスをいただく。
ーもしもし、ひとり浸ってるでしょ。
 きみからのメールも、今夜はなんとなく控えめな感じがした。
「今度は彼女と来ますね」
 バーテンダーさんは笑顔でゆっくりと頷いた。

Written by ken1

2011/11/26 @ 19:53

カテゴリー: kiss

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