Archive for 12月 11th, 2011
SUPER 8
スーパーエイト。スティーヴン・スピルバーグ監督へのオマージュとのこと。確かにスティーヴン・スピルバーグ映画を随所に彷彿させますが、かと言ってこの映画が素晴らしいかというとそんなことはなく、たいくつ。ただアリス役のエル・ファニングはよかったけど。宇宙人と空軍=人間、どっちがモンスターなんだろう。ETみたいに心が通えても、そりゃないんじゃないって感じ。学生時代に映画製作もどきを楽しんでいた身からすると、なつかしいシーンもありましたとさ。
きみのもしもし #213
ひさしぶりにきみに会った気がする。
「そうかなぁ」
きみの両手は温かな珈琲カップを包み込んでいる。
かじかんだ指を温めるのにちょうど良さそう。
「もしかして」
きみは外の寒さから落ち着くと、上目遣いにぼくを見つめる。
「もしもしっ」
少し強めの口調。
「もしかして、前回、いつどこで会って何したか、忘れてなぁい」
そんなことはないのだが、一瞬だけぼくらの時間が止まった。
「やっぱりね」
いやいやいや、ぼくは懸命に首を横に振る。