風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #225

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 頭の中でなぜか清志郎の「プライベート」がこだまする。
 残業も遅い時間、ぼくはいつしかそれを口にする。
♪ 忙しいぜ、とても、遊んじゃいられねぇ
♪ だから今夜はベイビー、バイバイ
 そう、デスクに置いたスマホにきみからのメッセージが届いてる。
 いったい何件のメールが届いているんだろう。
♪ お前を抱きたい気持ちだが
♪ じゃますんよな、ベイビー、わがまま言うなよ
 分かってるけどさ、たまにはこんな週もあるさ。
 急なこの仕事も今夜中に終わらせれば、週末はもうこっちのもの。
 スマホはゆっくりと灯りを点滅させ、受信を知らせている。
 ぼくはキーボードから手を離すとスマホを取り上げ、ガラス越しの夜景に自分の姿を重ねる。
ーもしもし、今日はもういいよ。分かってるって。大丈夫だよ。
♪ 欲しいものはたったひとつだけさ
♪ プライベートな夜を手に入れて、きみにあげたい
 さてと、もう少しがんばりましょうかね。

Written by ken1

2012/03/03 @ 18:44

カテゴリー: kiss

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