風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #244

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 どこからともなく聞こえてくる。
 何回声を出して返事をしても、それに対する返事はなく、ただまた聞こえてくる。
 聞こえて来ているんじゃなくて、ケータイが鳴っているのか。
 ケータイを手に取ってみても、着信の履歴すらない。
 じゃあメールかなと受信ボックスを開いてみても、新着メールは届いていない。
 でも聞こえるんだよなぁ。
「もしもし。。。」
 なんとなく感じるんだよなぁ。
「もしもし。。。」
 あれ?ぼくの頬に吐息が触れる。
 ゆっくりと声のする方に顔を向けると、そこに心配顔のきみがいた。
「そろそろ起きる?珈琲いれたげようか」
 あぁ来てくれていたんだね。
 きみの後ろ姿を見るだけで、ちょっと疲れてた身体も多少は軽くなるみたい。

Written by ken1

2012/07/22 @ 23:16

カテゴリー: kiss

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