風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #274

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 久しぶりに何も気を使わなくてよい仲間とはしゃいでいた。
 その中のひとりからシーズンズギフトのチョコをもらった。
 もちろんぼくだけではなく、みんなに手渡していた。
「でも、うれしかったんでしょ」
 もちろん。
「そんな顔してる」
ーだってさ、もらえるだけでもうれしいじゃん。
「まだまだ相手にしてもらえるだけでもいいよね」
 そんなんだけでもないと思うけどなぁ。
「みんな、仲良しさんたちだもんね」
ーまーね。
 きみは「わたしの入り込む余地はありません」って顔でテーブルを離れた。
 そして、キッチンから紅茶の香りがしたかと思うと、
「もしもし、わたしのチョコのお味はいかが?」
 きみはそう言って白い小皿にチョコを並べて出してきた。

Written by ken1

2013/02/17 @ 15:29

カテゴリー: kiss

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