風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #300

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 今年も川向こうで号砲が鳴った。
 もうすぐ夜空を彩る花火が打ち上がる。
 毎年この花火大会は直前に夕立が来てやきもきさせられる。
 今年は夕立と言うよりは、ゲリラ豪雨が心配だった。
 すでにいくつもの有名どころの花火大会は豪雨で流されている。
 でもまだ明るい空に夏特有の入道雲もなければ、豪雨を想像させる黒雲も見当たらない。
 薄くて白い雲が空全体を覆っているが、全体的にはさわやかな青い空だ。
 今夜、きみは花火大会を兼ねてぼくのところにやって来た。
 ここで着替えるんだと、なにやら色彩鮮やかな風呂敷袋に着替えを詰めて。
 夕ご飯は花火大会の後だと言う。
 花火はできるだけ川に近づいて観る、でも群衆からは少し身を引く。
 そして終わったら余韻を楽しみながらのお散歩。
 今日は少し風もあり、お散歩も涼めそうだ。
「もっしもしっ。そろそろ行こっ」
 着替えの終わったきみがぼくの部屋をノックする。
 そっか。
 今年初めての浴衣姿、なかなかいいものですね。

Written by ken1

2013/08/18 @ 09:28

カテゴリー: kiss

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