風、空、きみ

talk to myself

Archive for 11月 2013

きみのもしもし #314

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「ねぇ、何時?」
 自分の腕時計に目をやり、きみに答える。
 そのとき、きみも腕時計をしていることに気がついた。
「ん?これ?」
 時計は止まっていた。電池切れだと言う。切れているのは知っていてその腕時計を付けているらしい。
「ブレスレットの色とね、合う時計がこれしかなかったの。黒いブレスレットに黒い文字盤のこの時計。時計自体も小さいし、止まっていること誰も気づかないでしょう」
 確かに、言われてみなければ止まっているなんて分からない。コーディネートは重要ってことだね。
「もしもーし、それにね、時間はあなたに任せておけば大丈夫でしょ」
 きみはゆっくり頷いた。
 そんなに時間を頼られてもなぁ、
 ぼくは苦笑いをしながら頷いた。

Written by ken1

2013/11/24 at 14:11

カテゴリー: kiss

indian summer

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湯布院からうきはまで特急ゆふ号で移動です。特急と言っても3両しかありません。半分が指定席です。そのゆふ号を待つ間、ホームのベンチで日向ぼっこしてました。小春日和ですね。

w/LEICA MM, SUMMICRON 1st 50mm

Written by ken1

2013/11/17 at 19:36

カテゴリー: photo

別府 竹瓦温泉

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由緒正しい町営温泉です。砂に埋もれて温まる砂場があります。以前はすっぽんぽんにタオル1枚身につけて砂に埋められていたそうですが、昨今は他の地方の砂場と同様に浴衣を着て砂に埋められます。熱いと言うよりいつまでもぽかぽかと温かいのが持続します。そしてかけられた砂は予想以上に重かったです。浴場もいい湯でした。翌日行った湯布院の町民が地区で営んでいる浴場のお湯も気持ちよかったです。

w/LEICA MM, SUMMICRON 1st 50mm

Written by ken1

2013/11/17 at 19:32

カテゴリー: photo

きみのもしもし #313

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ーもしもし、もう着きますよ。
 そんな夢で目が覚めた。
 何がどうなっていて、どんなストーリーだったのか、まるで思い出せないが、
 きみのそんな一言が夢に出てきて目が覚めた。
 優しい感じだったのか、強く起こそうとしていたのかも、わからないけど、
 ゆっくりと目覚めたのだから、きっとやさしい感じだったんだろうな。
 飛行機の窓のブラインドを開け、外を見てみると街並が小さく見えている。
 もうそろそろ着陸するんだな。
 そう思うのと同時に、機内アナウンスが着陸態勢に入る旨を告げる。
 空港に着いたら、いの一番できみに電話しよう。きみの夢をみていたよと教えてあげよう。
 そんなことを思っていた僕は、まさかきみが空港まで迎えにきているとは知る由もなかった。

Written by ken1

2013/11/17 at 19:25

カテゴリー: kiss

it’s me

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だから何っ?って言われちゃいそうですが、過去の写真を振り返って見ていたら、こんな1枚もありまして。なんとなく良さげな気がして、出してみます。ほんとはきっと店内の売り子さんを撮りたかったんだろうなぁ。慌てた結果がこうなって、でも今見るとこれはこれでいいのかなと。偶然の産物。

w/LEICA MM, SUMMICRON 2nd 50mm

Written by ken1

2013/11/10 at 19:22

カテゴリー: photo

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