風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #313

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ーもしもし、もう着きますよ。
 そんな夢で目が覚めた。
 何がどうなっていて、どんなストーリーだったのか、まるで思い出せないが、
 きみのそんな一言が夢に出てきて目が覚めた。
 優しい感じだったのか、強く起こそうとしていたのかも、わからないけど、
 ゆっくりと目覚めたのだから、きっとやさしい感じだったんだろうな。
 飛行機の窓のブラインドを開け、外を見てみると街並が小さく見えている。
 もうそろそろ着陸するんだな。
 そう思うのと同時に、機内アナウンスが着陸態勢に入る旨を告げる。
 空港に着いたら、いの一番できみに電話しよう。きみの夢をみていたよと教えてあげよう。
 そんなことを思っていた僕は、まさかきみが空港まで迎えにきているとは知る由もなかった。

Written by ken1

2013/11/17 @ 19:25

カテゴリー: kiss

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