風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #328

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 桜餅が食べたいときみが言う。
 それじゃあと、ふたりして電車に乗ってデパ地下に来てみた。
 フロア一面、桃の節句色。
 どのお店にも明日にちなんで趣向を凝らしたお菓子が並んでいる。
 これかわいいね。あれも美味しそう。
 そんなきみを横目にぼくは来週末のお返しのクッキーを探している。
 でもまだデパ地下のターゲットは明日みたい。
 おひな祭りが終わらないと次の商品も出揃わないんだろうな。
 ちょっと苦笑いをしているぼくをきみは怪訝そうに覗き込む。
ーもしもし、退屈?
 そんなことはないよとぼくは首を横に振る。
ーこれをね、買おうと思うの。
 きみが指差した先にはとってもオーソドックスな桜餅が並んでいた。

Written by ken1

2014/03/02 @ 10:50

カテゴリー: kiss

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