きみのもしもし #330
リビングでうとうととしていた。
今日は陽気もよく、当然日射しも暖かい。
窓から陽が射し込み、ここはほんわかした空間になっている。
つけっぱなしのテレビはと言えば、気づくたびに話題が変わっている。
やっと春が来た今日なのに、こんなときに限ってきみと連絡が取れない。
この一週間いろんなことがあり、ひとつひとつをきみに話して聞かせたいのに、
きみからの返信もなく、留守電に対する電話もない。
まぁいつものことかも知れないけれど、このままじゃ暖かさに包まれて睡魔に負けてしまいそう。
ーもしもーし、梅の花をね、見てきたんだよ。
そんな夢で目が覚めた。
うーん、手持ち無沙汰だ。
キャンディーズの春一番を思い出し、歌ってみる。
そして、そんなぼくはまたきみにメールを打つ。
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