風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #360

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 台風がまだ来ないので、まったりと本を読んでいる。
 幼い頃の台風の記憶はお店の看板が窓の外を飛んでいたこと。
 浸水や土砂崩れの記憶はない。
 最近はどうなっちゃってるんだろう。
 本を傍らに置き、外を眺めてみる。
 まだ風らしい風も、雨らしい雨も始まらない。
「もしもし、珈琲いれよっか」
 まったりとしていたきみも、なんかまったり感に疲れた模様。
 新しい豆の袋を開け、グラインダーに豆を入れる。
 からんからんと音が聞こえたかと思うと、
 ガガガガガと豆が挽かれる音がする。
 すでに良い香りだ。
 まだここいらには台風は来ていない。
 ここかしこ出来るだけ被害が少なく済みますように。
 でも、あのとき見えた看板はどこまで飛んで行ったんだろう。
 同時にふとそんな事を思った。

Written by ken1

2014/10/13 @ 19:33

カテゴリー: kiss

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