風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #378

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ーもっと話したかったのに。
 きみのその言葉がずっと頭から離れない。
 馴染みのお店できみに偶然会って、
 こんなこともあるんだねと、カウンターに並んで座ってみたぼくら。
 お店の雰囲気に包まれたまま、
 常連さんたちとの会話も弾み、
 ワインボトルは2本ほど空けた。
 そして、ぼくらは店を後にする。
 暖まったほっぺに2月の夜風が心地よく、
 ぼくは楽しい夜を過ごせたなと思っていた。
ーもしもし、今度はデートをしませんか。
 繋いでいた手をきみは少し強く握りしめ、
 白い息をぼくに吐きかける。
 はい、よろこんで。と、ぼくも少し強く握り返す。
ーデートなんだからもっとたくさんお話しするのよ。
 きみの鼻先はほんのり赤い。
 そうだね、次はもっと話をしよう。
 もっともっと話をしよう。

Written by ken1

2015/02/22 @ 23:07

カテゴリー: kiss

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