風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #385

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ーもしもし、どこらへん?
 折り返し地点。
ーえっどこで折り返してるの?
 三つ目の橋。
ーその先は?
 その先は行き止まりでしょ。
ーわたしはね、二つ目の橋から裏に入ったところの公園で休んでるから。
 今日の陽気に誘われて、小川沿いにジョギングを始めたぼくら。
 当然、走るスピードも休む間隔も違うので、
 ところどころでメッセージを送り合う。
 でも、きみさぁ、休むの早くない?
ーうぅん、あなたのペースがおかしいのよ。
 ジョギングはきみの方がぼくより半年以上早く始めているから、
 何はともあれ、先輩なんだろうけどさ。
ー走ればいいってものじゃないの。太陽を浴びて、季節も感じなくっちゃね。
 確かにね。
 きみの言わんとしていることを理解しつつ、
 ぼくもきみが休んでいるという公園に向かう。
 木漏れ日の中のきみの笑顔も、ひとつの季節なのかな。
 小さい公園の中で手を振るきみが見えた。

Written by ken1

2015/04/12 @ 21:56

カテゴリー: kiss

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