風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #394

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 めずらしくきみがぼくの撮った写真をほめる。
 いつもストレートにほめてくれないきみなので、ぼくとしては嬉しいはずなのに、
 嬉しい気持ちよりも照れくさい気持ちがぼくを包む。
「やっぱりのんびりできたんだね」
 きみは写真をもう一度1枚目からめくりながら、
 またときおりページを戻しながら、
 ここはどこ?一緒に行ったことある?
 と簡単な説明を求めてくる。
 ぼくはきみが聞いてくる問いかけに、
 その場のそのときの状況を加えて、
 説明をする。
「もしもし、どうしてこんなふうにわたしを撮ってくれないのかなぁ」
 きみは笑顔を浮かべ、今回撮った中から一枚の写真を指差した。
 そうだね、その場の空気がこんな写真を撮らせてくれるのかもね。
 次はご一緒しませんか。
 今更ながらにきみを誘うぼく。
 きみはにっこり笑って写真のページをめくった。

Written by ken1

2015/07/06 @ 18:27

カテゴリー: kiss

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