風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #402

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 珈琲を飲み終えたきみがソファに横になった。
 そしてぼくに手招きをする。
ーここ、ここ。
 指を指しているのは右足。
ーね、お願い。
 きみはたまにそうやって、マッサージを要求してくる。
 ターゲットは右足だけではなく、左足も。
 はい、もちろん、よろこんで。
 ぼくもソファーに移り、腰をすえる。
ーこうやって何かに触れていると、なんとなぁくほっとしない?
 触れているぼくも、触れられているきみも確かに安心するみたい。
ー1日会話ができなくてもさ、寝る前にこの時間があるだけでいいよね。
 ぼくは自分が微笑んでいることに気づく。
ーもしもし、そう思うでしょ。ねっ。
 そしてきみも微笑んでいる。

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Written by ken1

2015/08/31 at 00:41

Posted in kiss

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