風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #425

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外は寒いんだよ。空気がね、とっても冷たくって。
窓越しに見える空は雲ひとつなく澄んでいて、ただその色は淡い。
その窓からの陽射しはリビングに陽だまりをつくり、
リビング全体をほかほかにしてくれる。
外から戻ったきみの頬はリビングの暖かさで少し赤みを帯びている。
ほんとだ、冷たいね。
きみの両手がぼくの頬を包む。
ね、外が寒かったのわかるでしょ。
そのままきみはぼくの頬で両手を温める。
そしてにっこりと微笑む。
あれ?きみの微笑み、なんだか久しぶりな気がする。
いつ以来だろう。思い出せない。
もしもし、なに不思議な顔してるの?
いや、なんでもないよ。
ならいいけど。
きみは買ってきてくれたみかんをテーブルに出し始めた。

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Written by ken1

2016/02/07 at 20:03

Posted in kiss

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