きみのもしもし #464
ー準備はどんなに準備をしても準備しすぎることはない。
どこかで読んだ。
その通りだと思っていた。
でも一方で、時間もお金も限るある中ではどこかで見切ったり、
パフォーマンスを考えたりすることも大事だろう、とも思っていた。
するときみはさらりとこう言った。
「もしもし、人生なんていつ何が起こるかわからないよ」
「例えば、自分のところには災害は来ないって、
頭の隅でなんの根拠もなく思ってるよね」
そう、確かにね。
「備えあれば憂いなしっ。でもほどほどに」
中庸ってことかな。
防災訓練の後のぼくらの会話。
まずは非常食を新しいものに入れ替えよう。
コーヒーを飲み終えるとぼくらは買い出しに出かけた。
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