風、空、きみ

talk to myself

Archive for 2月 2017

きみのもしもし #480

leave a comment »

 きみは何をしてる?
 きみの笑顔が見たいな。
 きみの笑顔はぼくにとって、
 すごい効果があるんだよ。
 ぼくにだけわかるきみの笑顔。
 そんな笑顔があることは誰も知らない。
 きみも知らないかもね。
 ねぇ今なにしてるの。
ーもしもし。大丈夫だって。また会えるよ。約束なんかしなくても。
 きみがそう言って1週間が経とうとしている。

Written by ken1

2017/02/26 at 18:51

カテゴリー: kiss

きみのもしもし #479

leave a comment »

 久しぶりの失態だった。
 滅多にそんなことはなかったし、
 あってもきみに迷惑をかけるようなことはなかった。
 自分ではそう記憶している。
「あなたはそう思ってるかも知れないけどね」
 きみは意味深に笑っている。
 ほんとは怒ってるのかなぁ。
 いや、呆れてるんだろうなぁ。
 友だちと軽く飲んで、
 きみを部屋に待たせといて、
 電車乗り過ごして、
 戻りの終電なくして、
 タクシーで深夜の帰宅。
 きみは一人で何をしていたんだっけ。
 それすら記憶にない。
「もしもし、だからね」
 きみは意味深に笑っている。

Written by ken1

2017/02/19 at 22:36

カテゴリー: kiss

きみのもしもし #478

leave a comment »

「何かかくしてるでしょっ」
 相変わらず、きみの勘は鋭い。
 隠してるわけじゃないんだけど、
 もう少し黙っていようかなと。
「ふたりの間に内緒ごとはないよね」
 内緒ごとはないんだけど、
 だけどもう少しだけ。
 寒い北風が吹く今月から、
 梅が咲き、桜の蕾が目につき始める頃まで、
 もう少しだから、
 だからもう少しだけ知らせるのは後にしようと。
「何かあるでしょっ」
 ほんの少しだけきみをおどろかそうと計画していたのに、
 きみの勘は鋭い。
「もしもし」
 だめだ。
 計画変更。
 観念したぼくの顔を確認して、
 きみは笑っている。
 あなたの負けねって目をして、
 笑っている。

Written by ken1

2017/02/12 at 22:33

カテゴリー: kiss, 未分類

きみのもしもし #477

leave a comment »

 明け方、きみが夢に現れた。
 初めてではないし、いつものことなのかも知れないけれど、
 今回のきみは微妙な表情をしていた。
 目覚めたとき、そんな気がした。
 目覚めたのは04:30、枕元のスマホで時間を確認した。
 それからずっと寝付けず、
 朝日がカーテンを照らしてくれるのを待った。
 それでもきみはきっと寝ているんだろうから、
 しばらく時計の針が進むのを待った。
 ストーブをつけ、珈琲を入れた。
 もうそろそろいいかな。
 電話にするかLINEにするか、
 少し迷っていると、
 スマホがきみからの着信を告げた。
「もしもし、変わったことない?」
 きみの夢にもぼくが現れたようだ。
 二人してそれぞれの窓から朝日が昇るのを見ていたことになる。
「いつもと同じ朝だよ」
 安心したきみの吐息がスマホ越しに聞こえた気がした。

Written by ken1

2017/02/05 at 18:28

カテゴリー: kiss

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。