風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #483

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 カフェで互いに向き合って、
 きみがぼくの良いところを箇条書きにしている。
 ぼくもきみの良いところを箇条書きにしている。
 どちらからともなくときおり顔を上げ、
 相手の表情を見る。
 相手の仕草を確認する。
 相手の全身を見る。
 そしてまたテーブルの上の紙にペンを走らせる。
 コーヒーを一口、口につけ、
 きみを見る。
 たくさんの箇条書きができるきみはそれだけ
 ぼくを見ていることになり、
 それだけ良い点に気づいてくれる良き理解者ということになる。
 でも、箇条書きの数だけぼくはきみにとって良い点を多く持っていることにもなって、
 さて、見つけ出すきみが偉いのか、
 そもそもそれだけの良い点を持っているぼくが偉いのか。
 少しの間、そんなことを考えていた。
「もしもし、また理屈っぽいこと考えてたんでしょっ」
 顔を上げたきみが笑っていた。

Written by ken1

2017/03/20 @ 00:45

カテゴリー: kiss, 未分類

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