風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #488

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「どんなこともね、何か大切なことを気づかせてくれるために起きるんだよ」
 またきみが何か哲学的なことを言い出した。
 こんなことが年に何回かある。
 正直言うと、きみらしからぬ言葉なんだけど、
 だけど毎回「ためになる」なぁと思ってしまう。
 今日のこの言葉も、なんとなくどこかで耳にしたことがある気もするけど、
 改めてきみの口から聞くと、素直に耳を傾けてしまう。
「と言うことはね、難しい問題なんかじゃないのよ」
 きみが上目遣いにぼくを覗き込む。
「起きてよかったぁって思えるようになるといいね」
 きみは今日のぼくから何を感じ取ったんだろう。
「もしもし。きっとそう思えるからね」
 ぼくもきみも、二人して、一緒にゆっくり頷いた。

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Written by ken1

2017/04/23 at 19:34

Posted in kiss

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