きみのもしもし #518
いつまでもそばにいるようで、
いつでも声がきけるようで、
そうではないと、たまに気づいたり、
気づいたのに、気づかなかったふりをして。
きみの好きな食べもの。
きみの好きな花。
きみの好きな写真。
いくつ覚えてるかな。
いつまで覚えてられるかな。
丸まって寝息をたてているきみを見ていて、
ぼくは思う。
いつまでも仲睦まじく、
いつまでも笑顔で、
いつまでも楽しい会話ができるといいね。
-もしもし。
今夜はぼくからきみへもしもし。
いつまでも側にいるから。
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