風、空、きみ

talk to myself

きみのもしもし #553

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ー大好きな道はありますか。
 ずっと以前とっても以前、それは出会った頃のきみがぼくに尋ねた言葉。
 どこに行こう?
 そうきみに聞いて、しまったと思った。
 行き先も決めずにわたしを誘ったの?
 そんな言葉が返ってくると思った。
 でも、きみが口にしたのはそうではなく、
ーもしもし、あなたの大好きな道をドライブしてみたい。
 きみはぼくにそう言った。
 懐かしいな。
 クーラーを強めに点けても、窓からの陽射しがそれを打ち消す。
 指を折って数えることもできないくらい久しぶりにこの道を通り、
 今、きみに会いにいく。
 忘れかけていた思い出が蘇る。

Written by ken1

2018/07/22 at 15:23

Posted in kiss

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