きみのもしもし #659
ここ数ヶ月でかなりの断捨離をしたと思う。
でも部屋をぐるりと見てみると、まだまだここは物にあふれてる。
どうしようかな、と思い悩む物がそこここにある。
思い出は思い出として確かにあるんだけど、
それに浸っていたら、何も変わらない。
そんなことはもう十分に知っている。
今はそれにも増して、
残っているそれらは当時とても苦労して手に入れた気がしてくる。
「もしもし」
きみがいつの間にか横にいた。
「いちど手放してもまた必要なものは手にはいるものです」
きみはそう断言する。
そうなんだろうけどさ。
まだまだナタを振るえないぼくがいる。
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